ソニー銀行住宅ローン審査通過のコツ

ソニー銀行には、変動金利が低い「変動セレクト」というプランと、事務手数料を抑えた通常のプランがあります。「変動セレクト」プランでは、2015年8月現在、変動金利0.589%、事務手数料が「借り入れ金額×2.16%」となっています。

 

通常のプランでは、変動金利0.78%、事務手数料が一律43200円です。新規購入で頭金が1割以上用意できる場合にはさらに金利が下がります。また、保証料や団体信用生命保険料、繰上げ返済手数料が無料なので、住宅ローン契約時の諸費用がとても安くなっているのも特徴的です。

 

さて、ソニー銀行はこのようにとても条件の良い住宅ローンですが、それだけに審査は厳しくなることが予想されます。一般に住宅ローンの審査では、年収と返済比率、勤務先、勤続年数、勤務形態、個人信用情報、年齢、不動産の担保評価額、健康状態などが重要視されます。

 

数千万円もの高額資金を最長35年にわたって返済していくという性質上、審査ではなによりも安定した収入があることを重視されます。よって、公務員や大企業の正社員が最も有利になります。大企業の正社員でも、最近では不況で思うように給料が上がらなかったりするので、公務員が最も有利な職業と言えそうです。メガバンクや都市銀行の多くでは、融資先を正社員に限っているところも多いです。

 

ソニー銀行では、勤務形態については明記されていませんので、派遣だと絶対に通らないというわけではなさそうです。「年収400万以上」という条件を満たせていれば、派遣や契約社員でも不可能ではなさそうですが、正社員に比べて安定性という面で不利であることは否めません。頭金を多めに用意するなどの工夫が必要になるでしょう。

 

職業の安定性の他に重要なのが、返済比率です。どんなに年収が高くても、それ以上に借金がたくさんあったら、破産のリスクがあるので銀行はお金を貸してくれません。

 

年収に対して無理のない借り入れをすることがとても重要です。

 

審査に通るためだけでなく、住宅ローン破綻のリスクを減らすためにも返済比率は25%以下にしておくことが理想です。返済比率の値が大きすぎる場合には、頭金を増やしたり、自動車ローンなどの借金がある場合にはそれを完済するなどの工夫をしましょう。配偶者の収入をローンに組み入れる「ペアローン」や「収入合算」という方法もあります。

 

意外にも落とし穴となるのが個人信用情報です。最近は携帯電話の延滞でも信用情報に傷がつくことがも増えています。普段からクレジットカードなどの支払いでは延滞しないように気をつけておきましょう。個人信用情報に傷がないということは絶対条件とも言えます。

 

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